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読者ファーストのホームページが大切なワケ

ライティング

この記事では、これまで仕事で100社以上のホームページを作ったweb屋の僕が経験から考えるホームページを作るために必要な考え方についてお伝えします。

ここだけの話、僕がこれまで納めたホームページでも、ビジネスの役に立っているホームページとそうじゃないホームページがあります。

その差はデザインではありません。そこに書かれている情報(コンテンツ)です。書かれている内容次第で、成果が出るかが決まります。webとはそういうものです。

まお
まお

そうなの?!

ひらめ
ひらめ

残念ながら・・・

それは、web業界では、コンテンツマーケティングとか、webマーケティングとか言われ、当たり前のように思われています。

ホームページ」を制作するとき、いちばん大切なのは、見た目や機能(デザイン)より内容(コンテンツ)です。

もし、あなたがホームページでビジネスを成功させたいと思っているなら、デザイナーや制作会社を見つける前に、誰のために、何を書き、何を伝え、何をしてもらいたいかを考えることが、いちばん大切です。

あなたのホームページを訪れてくれた人が求めているのは、どんな会社で、何をしていてるかより、あなたが相手にとって、役に立つかを知ってもらわなければ、役に立たないホームページになってしまいます

ホームページを作るための準備

最初にお伝えしたいのは「ホームページを作りたい」と思ったとき、最初に優秀なwebデザイナーや制作会社を探すと言うのは間違いということ。

多くの人は、ホームページは、デザイナーや制作会社にと考えてしまっています。ですが、それは間違いです。

まお
まお

え〜、そうなの?!

まず最初に行うことは、誰に何をどのように伝え、どんな行動を起こしてもらいたいかを考えることです。

あなたのホームページを作るのは、あなたです

こんな話をすると、ホームページが役に立たない原因は「webデザイナーや制作会社の責任じゃないか?」と反論をしてくる人がいます。

そんな気持ちになる理由は、分かっています。

高い制作費を払ってたのに、アクセスも増えないし、全然、ビジネスに役に立たない。そうなると、作ったデザイナーや制作会社に責任があるように感じてしまいます。

まお
まお

そうだと思う・・・

ですが、それは間違いです。web屋の代表として、少しだけ言い訳をさせてください。

ホームページのコンテンツ(文章や画像)を、あなたの商品やサービス、あなた自身のことをweb屋が作れると思いますか

まお
まお

そ、それは・・・

ひらめ
ひらめ

書ける訳ないよね?

多くのweb屋は依頼主に「コンテンツ(文章や写真)は用意してください」とお願いします。

もちろん、コンテンツ制作費も別にもらい、取材してコンテンツを作ることも可能です。

webライターは、コンテンツを書くために取材、インタビューから文章を書くことが仕事です。

ですが、webデザイナーや多くのweb制作会社は、見た目や機能を作り込むことが仕事です。必要な能力が違うのです。

つまり、ホームページ制作を丸投げするのであれば、デザイン費の他に『構成するための費用』と『ライティング費』『撮影費』が必要になります。

僕はweb屋として、デザインも、ライティングも仕事にしているので、対応は可能です。ですが、ライティング費用は必ず別にいただきます。

でも、どんな優秀なweb屋であっても、あなた以上にあなたの会社、商品やサービスのことを知っている人間はいません

何も教えてもらわず、あなたの魅力を言語化するのは不可能です。

まお
まお

それは、そうだね

コンテンツ作りを外注しても、インタビューや取材時にあなたの商品やサービスの魅力を言語化してライターに伝える必要があります。

つまり、誰に何をどう伝えるかという課題は、あなたがいちばん詳しいはずです。

あなたの魅力をいちばん知り、その魅力を言語化できるのは、あなただけ・・・web屋ではありません。

ホームページを訪れた人に伝えることができるのは、あなた自身です。

だから、ホームページ用のコンテンツ(内容)を考えるのは、デザイナーでも制作会社でもなくなのです。

あなたの言葉で、あなたの魅力を伝える必要があります。web屋はあなたが伝えることを分かりやすくする『お手伝いする立場』です。

読まれるコンテンツの作り方

なかなか言いにくいのですが「役に立たないホームページ」になってしまうのは、読み手主体でなく、会社(あなた)目線でコンテンツを作っているから。

どんなに素晴らしい会社、製品やサービスでも、押し付けられると引いてしまうのが人間です。

ホームページは、ネットであなたの会社のドメイン名(このサイトであれば「buttstyle.jp」の部分)を入力したときに、最初に表示されるwebページです。このページは、あなたの会社への玄関、入り口になります。

企業のwebサイトのことを「ホームページ」と呼ぶのには、ホーム(家)という言葉にはぬくもりがあり、誰かを迎え入れる優しい雰囲気を与えるからのような気がします。

ひらめ
ひらめ

僕のイメージ

家に迎え入れるイメージ・・・会社のホームページ用のコンテンツを作るときに必要な心構えだと僕は思っています。

大切な心構えは

  • 誰に伝えたいかを考える
  • 読み手に語りかける
  • 読み手に考えさせない

つまり、読む人、あなたのホームページにアクセスしてくれた人のために、コンテンツを作る必要があるのです。

よく効くホームページは、自分(会社)目線ではなく、相手(読み手)のことをとことん考えているコンテンツを用意しています。

伝える相手は誰か

僕はこれまでに制作に携わったサイトは100を軽く超えています。なんか自慢話に聞こえるかも知れませんが、少しお付き合いください。

web業界で20年以上も働いているので、ホームページの新規・改修などを問わず、お話はたくさんもらっています。言い方は悪いですが、仕事を選んでいます。

どんな仕事を選んでやるかというと、ある質問をして、明確な答えを出せる人からの依頼だけを受けるようにしています。その質問は、

このホームページで、どんな人に何を伝えたいですか?

ひらめ
ひらめ

ちょっと考えてみてください

これは僕の経験ですが、この問いに答えられる人は、相手のことを考えているので、一緒に何かを作るときに色々とアイデアを出してくれ、協力的な人であることが多い。

反対に「出来るだけ、多くの人に・・・」とか「そんなことはどうでも良い」という人は、丸投げをして、文句だけを言ってきます。

ただ、見た目を綺麗にするのであれば、僕と仕事をする必要はありません。腕の良いwebデザイナーや制作会社を紹介しますので、そちらに仕事を頼んでもらいたい。

まお
まお

言い方・・・

何が言いたいかというと、ホームページでは『誰に何を伝え、その人にどうして欲しいか』を考えることが大切だと僕は思っています

そのためにコンテンツを用意するのに、伝える相手、理想の顧客像がない状態でホームページのデザイン・制作を依頼されることが、とても困ります。

そして、思っている以上に多いのです。これは大企業でも、中小企業でも、個人でも同じです。

変な話ですが、誰の我儘わがままを聞くほど、時間的にも精神的にも余裕がありません。

限られたリソースを最大限使うため、一緒に仕事をする相手を選び、その人たちの幸せのために使いたいと思っています。

まお
まお

そうだね・・・

さて、あなたはホームページを通して、どんな人に何を伝えたいですか? どんな人にお客さんになってもらいたいですか? そして、どんな人間とはお金をもらっても一緒に仕事をしたくないと思いますか?

読み手に語りかける

誰があなたのホームページを読んでくれるのでしょうか? 

あなたは誰の注意を引きたいのでしょうか?

優れたコンテンツとは、読み手のことをはっきりと理解して書かれています

「何を当たり前のことを言っているんだ」と思いますか?

ですが、現実は、それができているホームページは多くありません。

大手、中小に限らず、企業のホームページを見ると驚くほど、読み手のことをないがしろにしているコンテンツが多いのが現実です。

提供するサービスや商品の説明ばかりや会社の説明・・・もちろん、大切なことです。

信頼を得るために、誰が書いているか、何をしているかを詳しく説明する。だけど、読む人にとって一番気になるのは、「私にとって、このサービス(商品)は役に立つのか」です。

まお
まお

確かに・・・

あなたのサイトが、あまり役に立っていないと感じる場合、自分たちについて語るためだけにホームページを使ってしまっています

例えば、僕が「ホームページで集客をするためのコンサル・デザイン会社」だと宣伝したい誘惑にられ、僕はこんなことができます。こんな経歴があります。

と自慢話のようなコンテンツを用意していたら、あなたは読みたいと思いますか?

何かをしたい、お願いしたいと思いますか?

もちろん、経歴や商品やサービスの詳細を知りたいと思う方もいると思います。ですが、その説明をしたところで、読んでくれる人とどんな関係を築けるのでしょうか。

それよりも「僕のデザインと知識を使えば、もっとアクセスを集め、読んでくれる人と密な繋がりを持ち、あなたのビジネスを素早く成長させることができる」と書くほうがずっと読んでくれる人に訴えられるのではないでしょうか。

まお
まお

そうだね・・・

些細ささいな違いかも知れなせん。ですが、このように相手目線でコンテンツを用意することで、あなたの会社がどういう人々に役に立てるのかをより伝えることができます。

ホームページは、あなたの会社への玄関、入り口になります。

たまたま、あなたの会社の玄関口にやってきた人たちに対しても、注意を引くような言葉とデザインを使い、アクセスをしてきた人が、自分に語りかけている、自分は歓迎されていると感じられるようなホームページを目指すのが正義ではないでしょうか。少なくとも、僕はそう信じています。

本当に私のことを思ってくれている

顧客を十分に理解するためには、何が相手の動機づけになるかについても、よく知らなければなりません。それが何であるかを知れば、あなたがどのように相手をを助けられるかを伝えることができます。

そのためにホームページでは以下のような気持ちを伝えるコンテンツにしてみてください。

あなたのことはよく分かっています。ここには、あなたの役に立つ情報がことがあります。僕はあなたの抱える課題、恐れ、痛み、希望、必要としているものを理解しています。だから、あなたの荷物を一緒に背負わせてください。僕たちがあなたを支えます。あなたが困難を乗り越えられるように僕が助けます

ちょっと歯が浮くようなキザな言い回しですが、ニュアンスを理解してもらえたでしょうか。

まお
まお

助けて貰えそう・・・

あなたが、ビジネスでホームページを使いたいと思うのであれば、ページ内の見出しは、顧客中心の価値観を伝えるものでなければなりません。

あなたの価値は、あなたが何をするかでも、何を売るかでもなく、のために何をするかで決まります。

このマインドの違いは、微妙なものですが、実はこの顧客中心の考え方こそが、webライティングの全てなのです。

あなたが、どのように相手の役に立てるかを伝えること、あなたやあなたのビジネスが、どう役立てるのかを分かりやすく伝えてみましょう。

まお
まお

そうか・・・うむ。そうだね

読み手に考えさせない

読んでくれる人が簡単に理解することができるコンテンツを用意する必要があります。

これは僕でもそうなのですが、何かを伝えようとすると、あれもこれも説明しようと思ってしまいます。

ですが、よく効くホームページにするためには、できるだけ分かりやすいコンテンツを用意する。

シンプルにする

成功しているホームページは、分かりやすいコンテンツになっている傾向があります。

分かりやすい言葉で、相手の心に突き刺さるコンテンツが理想です。

あなたが提供しているサービス、商品をを飾り立てて説明する必要はありません。

アクセスしてくれた人にとって馴染なじみのある言葉・・・専門用語や横文字はなるべく避けます。

専門用語や洗練された響きを持つ言葉を使うこともできますが、誰にでも理解しやすい言葉を使うことが大切です。

ひらめ
ひらめ

簡単そうで難しい・・・

僕のライティングのお師匠さんの言葉を共有しておきます。言葉は悪いのですが、すごく良い考え方で今でも、困ったときは思い出すようにしています。

バカはモノゴトを複雑にする。天才は複雑なことをシンプルにする

複雑なことをシンプルに分かりやすく、伝えることは、相手のことをとことん考えなければできません。

あなたの会社の製品やサービスは少し説明が必要だったり、少し複雑だったりするかも知れません。それは全く構いません。

ですが、製品やサービスの価値についての説明は、必要最小限にまで減らす努力をしたほうが良い。

会社や事業内容、詳しい製品やサービスについては、全てを説明しようとするのは避け、他のページを用意するほうが賢明です。

情報が多いホームページは、アクセスしてくれた人を圧倒して、遠ざけることになりかねません。どうしても、説明が必要な場合は、情報が重く見えないような工夫(デザイン)が必要です。

何をして欲しいかを伝える

文章や画像を使い、あなたの会社の価値をしっかりと伝えることは大切です。ですが、いちばん大切なのは、ホームページを訪れてきた人に何をしてもらいたいかです。

あなたの会社の価値をはっきり伝えることができました。そして、あなたは訪問者に、何をしてもらいたいですか?

まお
まお

え〜、何をしてもらいたいか?!

あなたがビジネスでホームページを使うのであれば、アクセスをしてくれた人、読んでくれた人に何かしらの行動をしてもらいたいはずです。

それは、その人たちが、抱える問題に関するもので、彼らを助けることを目的とし、彼らに進むべき道を指し示すようなものが必要です。

例えば、ホームページからお問合せを行ってもらう。商品の購入をしてもらう。サービスの申し込みを行ってもらうなど、何をしてもらいたいかを伝える必要があります。

なんとなく、日本人はガツガツしていて恥ずかしいと感じるのですが、いくら良いコンテンツを用意しても、何をして欲しいかを伝えないと「へぇ〜そんなんだ」と納得して終わってしまいます。

何も書いていないのに「問い合わせをしてみよう」と思ってくれる人は多くありません。

まお
まお

確かに・・・

まとめ

あなたのホームページがビジネスの役に立つかどうかは、そこに書かれている情報(コンテンツ)次第です。デザインとは、その情報を分かりやすく伝えるための手段でしかありません。

この記事では、相手のことを考え、何を伝えたいのか。そして、どんな行動を起こして欲しいのかを考える重要性についてお伝えしました。

どちらかというとホームページのコンテンツを作るテクニックと言うよりは、コンテンツの重要性、どんなコンテンツが読まれやすく、成果につながるかをまとめています。

最後に、web制作を行っている僕から、いいweb制作会社、デザイナーの選び方について助言をさせてください。

もし、あなたがビジネスでホームページを作ろうと考えているのなら、費用だけではなく、どこまで深く絡んでもらえるかを確認してください

制作会社の多くはデザインは作るけど、コンテンツには一切手を出しません。

あなたの会社、商品やサービスをいちばん知っているのは、あなたです。

とはいっても、言語化するのは難しく、何から行えば良いのか、何をどう伝えるのが正解なのかなどなど、これまでの経験と知識を提供してもらえるのか・・・ここは費用を掛けてでも、教えてもらったほうがラクです。

もしくは、ライターやフォトグラファーも含めて発注し、より良いコンテンツを作ることを手伝ってもらうこと。

さらに、ホームページは公開して終わりということはありません。公開をしてからも、相手のことを考え、より相手のためになるように育てて行かなければなりません。

一緒に仕事をする仲間として迎え入れられるようなデザイナー、制作会社を見つけてくださいね。

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まお
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ひらめ
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ひらめ
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